「人と話すことが好きだけど、エンジニアの仕事にも興味がある」「技術職は一人で黙々と作業するイメージがある」と感じている方もいるのではないでしょうか。
エンジニアといっても、すべての仕事がパソコンに向かって一人で完結するわけではありません。IT・通信分野には、お客様の相談を聞いたり、技術的な内容を説明したり、営業担当や施工担当と連携したりしながら進める仕事もあります。
営業や接客などで身につけたコミュニケーション力を活かしつつ、新しくITや通信の技術を身につけるという働き方も選択肢の一つです。
この記事で得られる3つの重要ポイントは以下の通りです。
人と関わる仕事と技術職のどちらにも興味がある方は、仕事選びの参考にしてみてください。
- エンジニアにも人と話す機会が多い仕事がある
- 営業・接客などで身につけた対人能力を活かせる
- 技術は働きながら身につけられる場合もある
目次
- エンジニアは黙々仕事?
- 会話を活かせる仕事
- 活かせる経験や強み
- 技術知識は必要?
- まとめ
■エンジニアは黙々仕事?
エンジニアというと、「一人でパソコンに向かって黙々と作業する仕事」というイメージを持つ人もいるでしょう。実際には、IT・通信分野にもお客様や社内のメンバーと会話しながら進める仕事があります。
・会話が多い仕事もある
エンジニアの仕事では、技術だけでなくコミュニケーションが必要になる場面も少なくありません。
たとえば、お客様から「Wi-Fiがつながりにくい」「オフィスのネットワークを見直したい」と相談された場合、まず必要なのは相手が何に困っているのかを聞くことです。その内容をもとに原因や必要な設備を考え、分かりやすく説明していきます。
現場によっては、施工を担当する人や営業担当者と相談しながら作業内容を決めることもあります。自分だけで完結するのではなく、複数の人と情報を共有しながら一つの環境をつくっていく仕事です。
「人と話すのが好きだから技術職には向いていない」と考える必要はありません。相手の話を聞いて状況を理解したり、難しい内容を分かりやすく伝えたりする力を活かせるエンジニア職もあります。
・顧客と関わる技術職
IT・通信分野には、お客様と直接関わりながら技術を使う仕事があります。
代表的なのが、セールスエンジニアや顧客サポート、現場で機器の設置・設定を行うエンジニアです。お客様の要望を聞き、現場を確認したうえで必要な機器や工事方法を考えたり、技術的な内容を説明したりします。
たとえば「防犯カメラを増やしたい」という相談でも、単に機器を販売するだけとは限りません。設置する場所や通信環境、利用方法などを確認し、どのような構成が適しているかを考える必要があります。
こうした仕事では、技術知識だけでなく「相手が何を求めているのかを聞き取る力」も重要です。人と話すことが好きで、さらに機械やITにも興味があるなら、人と技術の間に立つ仕事も選択肢になります。
■会話を活かせる仕事
IT・通信分野には、技術だけでなく人との会話が仕事の重要な部分になる職種があります。お客様の要望を聞き、内容を整理したうえで技術的な方法へ置き換えていく役割です。
・セールスエンジニア
セールスエンジニアは、営業と技術の両方に関わる仕事です。
お客様から設備やネットワークについて相談を受けたら、必要に応じて現場を確認し、どのような機器や工事が必要なのかを考えます。その内容をもとに提案や見積を行い、施工するメンバーとも情報を共有します。
一般的な営業職とは異なり、商品を紹介するだけではありません。配線方法や機器配置など技術的な内容を理解し、それを相手に分かりやすく説明する役割もあります。
「人と話すのが好きだけれど、営業だけではなく技術も身につけたい」という人には、検討しやすい仕事の一つです。
・顧客サポート
ITや通信設備は、導入した後にもさまざまな相談が発生します。
「ネットがつながらない」「機器を入れ替えたい」「今の環境を見直したい」といった相談を受け、状況を聞きながら必要な対応を考える仕事です。
このとき重要なのは、専門用語をたくさん使うことではありません。お客様が何に困っているのかを正確に聞き取り、分かりやすく説明することです。
接客や営業などで身につけた、相手の話を聞く力や質問する力を活かしやすい分野です。
・現場エンジニア
現場で機器を設置・設定するエンジニアも、人と関わる機会があります。
作業前にお客様と設置場所を確認したり、利用状況を聞いたり、作業後に使い方を説明したりするためです。また、社内でも営業担当や他の技術者と情報を共有しながら進めます。
技術職だからといって、会話が少ないとは限りません。
現場では「何を求められているのかを理解する力」と「それを技術で形にする力」の両方が必要になるため、人と関わることが好きな人が強みを発揮できる場面もあります。
■活かせる経験や強み
人と関わるエンジニア職では、IT業界での経験だけが役立つわけではありません。営業や接客などで身につけた「話を聞く力」「相手に合わせて説明する力」も活かせます。
・営業や接客の経験
営業や接客では、相手が何を求めているのかを確認し、その状況に合わせて提案や説明を行います。
この経験は、IT・通信分野でも役立つ場面があります。
たとえば、お客様から「ネットワークを使いやすくしたい」と相談された場合、最初から必要な機器や工事内容が決まっているとは限りません。どのような場面で困っているのか、何人で利用するのか、現在どのような設備を使っているのかなどを聞きながら、必要な対応を整理していきます。
こうした場面では、商品知識だけでなく、相手が話しやすい雰囲気をつくることや、必要な情報を質問して引き出す力が役立ちます。
営業や販売、接客から技術職を目指す場合でも、これまで身につけた対人能力までゼロになるわけではありません。
・相手の話を聞く力
人と話すのが好きでも、一方的に話すだけではエンジニアの仕事は進みません。
特に重要なのは、相手の話を聞きながら「本当に困っていることは何か」を整理する力です。
たとえば「Wi-Fiが遅い」という相談でも、原因は電波の届き方、機器の設定、利用台数、配線などさまざまです。どの場所で、いつ、どのような状況になるのかを確認することで、原因を探りやすくなります。
また、技術的な内容をそのまま専門用語で説明するのではなく、相手に伝わる言葉へ置き換えることも大切です。
人の話を聞くことが好きな人、困っている人の状況を整理することが得意な人は、こうした役割で強みを活かせる可能性があります。
■技術知識は必要?
エンジニアとして働く以上、仕事を続ける中で技術知識を身につけていく必要はあります。ただし、応募する時点ですべての知識を持っていなければならないとは限りません。
未経験者を受け入れている会社では、入社後に機器の名称やネットワークの仕組み、設定方法などを一つずつ覚えていく環境があります。
最初から専門用語を完璧に理解していることより、新しいことを学び、分からないことを確認していく姿勢が大切です。
一方、同じエンジニアでも仕事内容によって必要とされる知識や経験は異なります。お客様への技術提案まで担当する仕事と、先輩のサポートを受けながら現場作業から覚えていく仕事では、求められる役割も変わります。
職種名だけで判断せず、実際の仕事内容や募集条件まで確認することが重要です。
人と話すことが得意なら、その強みを活かしながら技術を身につける道もあります。「対人能力+技術」という視点から仕事を探してみると、これまで考えていなかったエンジニア職も選択肢に入ってくるでしょう。
■まとめ
エンジニアは一人で黙々と作業する仕事ばかりではありません。IT・通信分野には、お客様の相談を聞いたり、技術的な内容を説明したり、周囲と連携しながら問題を解決したりする仕事もあります。
そのため、人と話すことが好きな方や、営業・接客などで相手の要望を聞く力を身につけてきた方は、その経験をエンジニア職でも活かせる可能性があります。
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